関市の有形文化財
当家は、母屋、鳥家、土蔵、中庭からなり、
中庭は東海地方に特徴的にみられる
「鳥居建」(とりいだて)となっており、
間取りは「三間取り広間形式」と呼ばれる構造に
なっています。古い建築様式を残し、江戸時代中期の
庄屋階級の家屋と考えられます。
中庭には鵜を飼育するための池があり鵜に水浴びを
させたり、給餌、訓練などが行われます。
母屋、鳥家、土蔵、中庭から成る建物空間は鵜匠が
鵜と共に生活できるようになっています。
鵜飼文化が生んだ独特の建物配置を残すものとして非常に
重要であり平成18年6月6日に関市文化財指定を受けました。
●鳥居建
大黒柱をもたず、2本の支柱に梁を渡す構造をもつ家屋。
この形が鳥居のような形になっていることが由来。