日本には9名の宮内庁式部職鵜匠が活躍しています。
鵜飼は全国で11か所で行われていますが、その中でも
岐阜県の長良川で行われる関市の”小瀬鵜飼”と岐阜市の
”ぎふ長良川の鵜飼”は皇室保護のもとで行われており
関市3名、岐阜市6名の鵜匠が任命され非常勤国家公務員です。
宮内庁式部職鵜匠は毎年8回”御料鵜飼”を行います。
御料場といわれ普段は禁漁区となっている特別な区域にて
漁を行い、宮内庁へ鮎をお届けする職務を担っています。
1300年の歴史をもつ長良川の鵜飼。
皇室と鵜飼の歴史は古く、宮廷直属の官吏として漁を
していたとの記録もあるそう。
その後、尾張徳川家の保護の下、続けられました。
明治の時代には保護は無くなり、存続の危機となった
明治23年岐阜県知事の要請によって宮内庁より鵜匠に
宮内庁式部職の身分が与えられました。